研究課題
若手研究(B)
近年の癌研究において、癌組織が正常の幹細胞システムに似た階層構造によって成り立っている "癌幹細胞(cancer stem cell)"という概念が注目されている。In vitro実験として、初代培養細胞にhTERT遺伝子導入を行い、継代培養可能な細胞株樹立、その細胞学的特性について検討した。また、アンドロゲン依存性前立腺癌のマウスモデルJDCaPを用いて、heterogenousな癌組織から癌幹細胞様細胞群を分離、これら細胞の幹細胞様性質について検討した。今後、より詳細な研究、考察が必要なのは言うまでもないが、我々の癌幹細胞の実験モデルが、癌幹細胞研究において重要な役割を果たすものと確信している。
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Int J Urol. 17(2)
ページ: 139-47
10027256915
International journal of urology 17(2)