研究課題
若手研究(B)
siRNA_AQP2をラットの蝸牛正円窓に留置し、48時間後に側頭骨を採取した。抗AQP2抗体を用いて蛍光顕微鏡下で観察すると、negative control_siRNAを留置したものと比較して、内リンパ嚢におけるAQP2の発現は減少していた。内リンパ嚢におけるAQP2 mRNAの発現の抑制程度については、Quantitative RT-PCR(qRT-PCR)により解析した。qRT-PCRの実験においては、採取した内リンパ嚢への硬膜のcontaminationを完全に排除することが困難であった。Reissner's membraneの形態には差がなかった。