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角膜移植免疫におけるTh17細胞の役割

研究課題

研究課題/領域番号 20791282
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関東京医科大学

研究代表者

櫻井 裕  東京医大, 医学部, 助教 (10338816)

研究期間 (年度) 2008 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワードTh17細胞 / 角膜移植 / 移植免疫 / マウス
研究概要

[背景と目的]移植免疫の分野では、腎移植の動物モデルで急性拒絶反応時にIL-17の発現が確認され、人でも腎移植、肺移植後の急性拒絶反応時にIL-17の発現上昇が報告されている。ラットの心臓移植においても、IL-17を阻害することで拒絶が抑制されている(Tang JL et al. Transplantatior 72(2) : 348-50, 2001)。しかし、ACAIDなど、他の臓器移植と異なる免疫反応機序が関与している角膜移植とIL-17、Th17の関係についてはいまだ報告がない。そこで我々は、角膜移植における拒絶反応とTh17の関係を解明すべく本研究を計画するに至った。
[方法]C3H/Heマウス角膜をBALB/cマウスに移植した拒絶反応群とBALB/cマウス角膜をBALB/cマウスに移植したコントロール群の2群を作成した。
1. 角膜移植7日後および1か月後に頚部所属リンパ節を採取し、C3H/Heマウス脾細胞と72時間共培養した後、培養上清中のTh1関連サイトカイン(INF-γ)、Th17関連サイトカイン(IL-17、IL-23、IL-10、IL-16、TGF-β)の発現をELISA法で測定し、比較検討した。
2. 角膜移植1か月後の角膜移植片を採取、ホモジェナイズし、IL-17をreal-timePCRにて定量した。
[結果]1. INF-γのみ、同種異系群(拒絶反応群)において角膜移植後1週目、3週目ともに多く産生されていた。IL-17を含めて、他のサイトカイン産生は、両群間に有意差は認められなかった。
2. 移植1か月後の角膜移植片におけるIL-17の発現は、両群間に有意差は認められなかった。
[結論]角膜移植免疫において、Th17系サイトカインの関与は認められなかった。そしてTh1系サイトカインの関与が、改めて確認された。

報告書

(1件)
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] マウス角膜移植モデルにおけるTh17細胞関連サイトカイン活性の解析2008

    • 著者名/発表者名
      櫻井裕
    • 学会等名
      第33回角膜カンファランス
    • 発表場所
      大阪
    • 年月日
      2008-02-20
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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