研究課題
若手研究(B)
血管縫合を伴う組織移植時に、血管分枝部の近くで結紮した群と、距離をおいて結紮した群の開存率を比較した。また、主要血管を結紮せずにほかの血管と吻合するフロースルー型血管吻合との比較も行った。血管分枝部の近くでの剥離操作が血管の攣縮を生じ、開存率に差を認めたと思われた。フロースルー型血管吻合では主要血管の血流が維持されることで攣縮による影響が少なくなったため、近くで結紮した群に比べて開存率が高くなったと考えられた。