研究課題
若手研究(B)
Wister系ラットを用いて胸背静脈遠位端と胸背神経近位端の縫合を行うことで3ヶ月後に神経刺激により胸背神経支配筋である広背筋の収縮が見られることが確認された。坐骨神経・大腿静脈縫合モデルでは1か月で約1cmの神経の伸長が確認できたが、3カ月、6カ月の経過でも肉眼での伸長距離は同様に1cm程度であった。以上の結果から、神経は静脈内を成長し、筋を支配しうるが、期待できる伸長距離は短いことが分かった。