研究課題/領域番号 |
20791340
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
岡村 裕彦 徳島大, ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (20380024)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2009年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2008年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | Osterix / RNA Helicase A / 骨芽細胞 / 相互作用 |
研究概要 |
Osterixは骨芽細胞の分化に必須の転写調節因子であり、骨形成に必要な多数の蛋白質の発現を調節している。質量分析法にて同定したOsterix結合因子RNA Helicase A(RHA)が骨芽細胞とOsterixの機能に果たす役割について調べた。マウス骨芽細胞MC3T3-E1においてRNAi法を用いてRHAの発現を抑制し、細胞から蛋白質とmRNAを回収し、ウエスタンブロット法とリアルタイムPCR法を用いてALPやオステオカルシン等の骨分化マーカーの発現を調べた。また、タイプIコラーゲンプロモーターを含むルシフェラーゼベクターを作製し、ルシフェラーゼアッセイを行った。 1. Osterix, RHAとも培養日数に伴い発現が上昇し、10日でピークを迎えた後減少した。 2. OsterixはRHAのC末に存在するRNA結合ドメイン部に結合する。 3. RHAの発現抑制に伴い骨分化マーカーの発現低下が認められた。 4. RHAの発現抑制に伴いタイプIコラーゲンプロモーターに関する転写活性が低下した。 以上の結果より、RHAはOsterixとの相互作用を介して骨分化マーカーの発現を制御することにより、骨芽細胞の分化を促進する働きを持つことが示唆された。
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