研究課題
若手研究(B)
初年度はエピジェネティックスの解析及び定量手法の確立を目指した。口腔癌細胞株を7株、対象は抗癌剤感受性に関連するMGMT遺伝子(O6-methylguanine DNA methyltransferase)である。メチル化の定量的検討にはbisulfite DNAのPCR後にTAクローニングし、シーケンシグした。結果、細胞株間でのメチル化の多寡を半定量的に解析出来た。さらに、ChIP アッセイによる定量法も検討した。次年度は、抗癌剤FR901228の標的の特定を目指した。FR901228投与前後の各細胞株での血管新生関連遺伝子発現変化検討として、リアルタイムRT-PCRでの網羅的解析を行った。その結果、FR901228投与後において、matrix metallo proteinase (MMP)ならびにTissue inhibitor of metallo proteinase (TIMP)発現が低下する細胞株を数株認めた。さらに、HUVEC(血管内皮細胞)への影響を検討により、血管新生能が低下した。
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