FGF結合蛋白HBp17/FGF-BPを標的にした口腔癌の分子標的治療の開発研究

• 研究課題/領域番号: 20791519
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 外科系歯学
• 研究機関: 広島大学
• 研究代表者: 新谷 智章 広島大学, 病院, 助教 (90403518)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2009
• 研究課題ステータス: 完了 (2009年度)
• 配分額: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2008年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
• キーワード: 分子標的治療 / FGF結合蛋白

研究概要

HBp17のsiRNAを設計し、遺伝子導入を行った。コントロールとしてスクランブルsiRNAを遺伝子導入し、HBp17遺伝子発現を検討した。siRNA導入48時間後の細胞抽出液と培養上清中でのHBp17蛋白量の比較、検討を行った。HBp17siRNA遺伝子導入のOSCC細胞の増殖に及ぼす影響について検討を行った。si94は、siRNA遺伝子導入した細胞である。遺伝子レベルにおいて、明らかに有意なHBp17遺伝子発現の低下を認めた。細胞抽出液と培養上清中での結果では、siRNA導入細胞で、有意にHBp17蛋白の発現の低下が認めた。KA、UE、NAともに、HBp17siRNA遺伝子導入細胞では増殖が抑制された。

研究成果

• [雑誌論文] The interleukin-11 receptor alpha as a candidate ligand-directed target in osteosarcoma : consistent data from cell lines, orthotopic models, and human tumor samples (2009)
  • 著者名/発表者名: Lewis VO
  • 雑誌名: Cancer Research 69 ページ: 1995-1999
  • 査読あり
• [雑誌論文] The interleukin-11 receptor alpha as a candidate ligand-directed target in osteosarcoma : consistent data from cell lines, orthotopic models, and human tumor samples (2009)
  • 著者名/発表者名: Lewis VO
  • 雑誌名: Cancer Research 68 ページ: 1995-1999
  • 査読あり
• [雑誌論文] 著名な脂肪化を伴った頬部血管平滑筋腫の1例 (2008)
  • 著者名/発表者名: 新谷智章
  • 雑誌名: 日本口腔外科学会誌 54 ページ: 621-625
  • 査読あり
• [雑誌論文] 広島大学病院歯科における歯科用金属アレルギー被疑患者を対象としたパッチテストおよび元素分析の過去10年間の集計 (2008)
  • 著者名/発表者名: 北川雅恵
  • 雑誌名: 広島大学歯学会誌 40 ページ: 124-128
  • 査読あり
• [雑誌論文] 著明な脂肪化を伴った頬部血管平滑筋腫の1例 (2008)
  • 著者名/発表者名: 新谷智章
  • 雑誌名: 日本口腔外科学会誌 54 ページ: 621-625
  • NAID: 10027089646
  • 査読あり
• [学会発表] FGF結合蛋白FGFBP/HBp17を標的としたRNAiによる口腔扁平上皮癌細胞の増殖抑制効果の検討 (2010)
  • 著者名/発表者名: 岡崎文彦, 新谷智章, 林堂安貴, 藤井良典, 笛吹恵美子, 虎谷茂昭, 岡本哲治
  • 学会等名: 第64回NPO法人日本口腔科学会学術集会
  • 発表場所: 札幌プリンスホテル
  • 年月日: 2010-06-17
• [学会発表] 歯科性組織におけるヘパリン親和性FGF結合蛋白FGFBP/HBp17の免疫組織学的検討新谷智章 (2008)
  • 著者名/発表者名: 新谷智章
  • 学会等名: 第62回日本口腔科学会総会
  • 発表場所: 福岡国際会議場
  • 年月日: 2008-04-18
• [学会発表] 歯原性組織におけるヘパリン親和性FGF結合蛋白FGFBP/HBp17の免疫組織学的検討 (2008)
  • 著者名/発表者名: 新谷智章
  • 学会等名: 第62回日本口腔科学会総会
  • 発表場所: 福岡国際会議場
  • 年月日: 2008-04-18