研究概要 |
ゾレドロネート(ZOL)とプレドニゾロン(PSL)の投与と口腔感染を想定した菌体毒素(LPS)処理によるRANKL/OPGの変化ならびにT細胞の影響を検討した.C57BL/6,NOD-scid,健常ヒト末梢血単核球を移植したNOD-scidマウスについて骨形態計測,血中RANKLおよびOPG濃度の測定,T細胞局在を免疫組織学的に検討した.ZOL投与によりOS/BS・OV/BVが抑制され,Ob.S/BS・Oc.S/BSが減少した.C57BL/6のZOLとPSLの併用で,LPS処理により血中RANKL濃度が上昇した.骨代謝回転の著明な抑制効果を認め,ZOL投与での骨代謝や免疫応答にPSLやLPSが影響することが示唆された.
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