研究課題/領域番号 |
20791550
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
池田 千早 東京歯科大学, 歯学部, 助教 (80385187)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2009年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2008年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 歯学 / 癌 / 遺伝子 / アポトーシス / ヒト口腔扁平上皮癌 / survivin / ヒトロ腔扁平上皮癌 |
研究概要 |
東京歯科大学倫理委員会の承認をうけ、38名の口腔扁平上皮癌患者から同意をえて腫瘍組織、正常組織を採取した。そのすべてにおいてDNAの抽出を終了した。また、10名においてRNAを抽出した。そのRNAのうち無作為に3名を選びMicroarrayを用いて全ゲノム網羅的に、口腔扁平上皮癌患者の遺伝子発現解析を行った。その結果3名で共通して過剰発現、発現低下を示したアポトーシス関連遺伝子は認めなかった。20名の口腔扁平上皮癌患者の腫瘍組織、正常組織でSurvivinのDNAコピー数を、また、5つの口腔扁平上皮癌由来細胞株を用いSurvivinの遺伝子発現をReal-timePCR法にて解析した。その結果、口腔扁平上皮癌患者の腫瘍組織で20名中5名(25.0%)でDNAコピー数の増幅を認め、細胞株の全て(100%)でSurvivin遺伝子の過剰発現を認めた。本研究は、口腔扁平上皮癌患者における診断や治療において新たなツールを見出すのに、有意義なものと考えられる。また、本研究の発展により、アポトーシスのカスケードおいて新たな因子を見いだすことが予想される。
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