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接着分子応用による付着上皮接着機構制御

研究課題

研究課題/領域番号 20791620
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 歯周治療系歯学
研究機関東京歯科大学

研究代表者

衣松 高志  東京歯大, 歯学部, 助教 (00433954)

研究期間 (年度) 2008 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードlaminin-5 / integrin-α6β4 / レーザーマイクロダイセクション / 付着上皮
研究概要

本年度の研究計画に従い、正常上皮および創傷治癒時における歯-上皮接着部のタンパク発現を正確に捕らえることを目的とした。
具体的にはIn vivoにおける接着・移動関連タンパクの検索において、特に正常組織における接着タンパクおよび細胞移動に関わるタンパク(laminin-5、integrinα6β4、integrinα3β1)について検索を行ない、同タンパク質についてはレーザーマイクロダイセクションによる基底細胞の採取によりその発現量が基本的な基底細胞である結合織-上皮問のものと異なり、1aminin-5および細胞の異動に関与するintegrinα3β1の発現が高いことを証明した。この際laminin-5の発現量が多いという事実は、collagen Type4等の基底膜の基本的な構成要素を欠く歯一歯肉上皮、つまり無機質と有機質という特殊な接着部位における接着タンパクの構成量は通常の基底膜とは異なることを示している。
なお歯周組織の病態ごとの発現検索においてはマウス臼歯歯間部に対して縫合糸を挿入することにより歯周疾患を誘発し、その破壊過程における細胞間接着タンパク、基底膜状上の接着タンパクおよび細胞間接着タンパク(コネキシン、カドヘリン)に関して検索を進めた。この際、観察時期は1日、3日、1週、2週、1ヶ月2ヶ月とし、実験動物にはICRマウス(5〜6w)を用いた。この実験については本年度は免疫組織学的な検索を中心に行ない、方法としては免疫蛍光染色を用いた。同検索においては炎症波及時の接着の破壊および治癒時におけるlaminin-5の多量の分泌が観察された。これらの結果については来年度予定している培養細胞での検索においてさらに検討する予定である。

報告書

(1件)
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Involvement of laminin and integrins in adhesion and migration of junctional epithelium cells2008

    • 著者名/発表者名
      Takashi Kinumatsu
    • 雑誌名

      Journal of periodontal research Vol.44 issue 1

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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