研究課題/領域番号 |
20791670
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
守田 恵理子 名古屋市立大学, 看護学部, 助教 (10423849)
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研究協力者 |
太田 勝正 名古屋大学, 医学部, 教授 (60194156)
新實 夕香里 名古屋大学, 医学部, 助教 (20319156)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2009年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2008年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 看護サマリー / 情報共有 / 情報プライバシー / 看護学 / 患者情報 / プライバシー保護 / 看護退院サマリー |
研究概要 |
本研究は、医療施設における看護退院サマリー(以下サマリー)による他施設への情報提供の実態及びサマリー記載時の意識調査、またサマリーを受け取る施設におけるサマリーの取扱いの実態及び意識調査から、看護・介護関連職員のサマリーによる患者情報の授受の実態を明らかにし、今後の情報提供のあり方の検討をすることを目的とした。結果、医療施設調査では、看護管理者52名、病棟看護師995名から質問紙の回答が得られた。個人情報取扱いに関する掲示を行っている病院は88.5%だった。サマリーに含まれていると考えられる項目18項目を提示し、サマリーに記載する情報の詳細さとプライバシーへの配慮の必要性について4段階で回答を求めたところ、記載する情報の詳細さとプライバシーへの配慮には、全ての項目間に弱い正の有意な相関が認められた。サマリー送付時に「サマリーを提示している」と回答したものは8.1%、「同意を得ている」と回答した者は17.6%だった。サマリーを受け取る施設での調査では、看護師99名、介護関連職員(介護福祉士、ケアマネージャー等)74名から質問紙の回答が得られた。病院から情報を提供される方法として97.9%の者が看護退院サマリーと回答し、71.5%のものが看護・介護において最も参考になる情報源であると回答した。サマリー情報の共有について、共有する相手及び内容について制限の必要がないと回答した者は76.4%であった。今後は、サマリーを受け取る施設での情報の取扱いの実態も考慮して、サマリーに記載する情報について検討する必要がある。
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