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高齢者救急に対応する介護職の教育プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20791782
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 地域・老年看護学
研究機関新潟県立看護大学

研究代表者

長瀬 亜岐  新潟県立看護大, 看護学部, 助教 (90381780)

研究期間 (年度) 2008 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2009年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2008年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワード高齢者 / 救急搬送
研究概要

高齢者の救急搬送数は年々増加傾向にあり、また救命救急センターに搬送される高齢者の予後が悪いという報告がみられる。本研究の目的は救急搬送される施設入所中め高齢者の特徴を明らかにし、重症化する前に治療ケアが受けられるよう介護職への教育プログラムを作成することである。初年度は、施設から救命救急センターに搬送された高齢者の診断名・重症度の特徴を明らかにすることである。データ収集は、A市消防の救急搬送レポートをデータとした。本研究は新潟県立看護大学倫理委員会の審査を受けている。結果 : 救急搬送された65歳以上の高齢者は5年間で158, 102人であり、5年間で約125%増加していだ。施設からの搬送数は全体の約6%で、うち救命救急モシターへの搬送数は5年間で4, 272件(一般負傷が521件、急病が3, 751件)であった。重傷度分類では、中等症が2,399件(56.2%)で多く、ついで軽症754件(17.6%)、重篤533件(12.5%)、重症490件(11.5%)、死亡96(2.2%)であった。疾患分類では、呼吸器疾患658人(肺炎389人)、脳血管疾患569人(脳梗塞が221人)、循環器疾患532人(急性心不全223人)の順で多く、窒息が114人であった。65歳〜84歳(高齢群)と85歳以上(超高齢群)の2群に分類して比較すると、循環器疾患と呼吸器疾患は超高齢群で増加傾向にあった. 考察 : 高齢者の症状は不定型でわかりにくい特徴がある。中でも重症化しやすい心不全と肺炎の徴候を早期に捉えられる指標が求められる。施設内では検査ができにくいため、重症化してからの救急搬送となることが示唆される。そこで重症化する前に症状を捉え、かかりつけ医への受診や治療が開始されるように、介護職の観察力に期待されため、介護職への簡便な教育プログラムの作成が必要である。

報告書

(1件)
  • 2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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