研究課題/領域番号 |
20820036
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研究種目 |
若手研究(スタートアップ)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 実践女子大学 |
研究代表者 |
植田 麦 実践女子大学, 文学部, 助教 (30511539)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
1,625千円 (直接経費: 1,250千円、間接経費: 375千円)
2009年度: 546千円 (直接経費: 420千円、間接経費: 126千円)
2008年度: 1,079千円 (直接経費: 830千円、間接経費: 249千円)
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キーワード | 古事記 / 日本書紀 / 先代旧事本紀 / 日本紀言説 / 表記 / 文体 / 吉田(卜部)家 / 文末助字 / 電子データ / 上代文学 / 先代旧事本紀(旧事紀) / 日本神話 / 古語拾遺 |
研究概要 |
二年間の研究によって、大きく二つの成果を得ることができた。第一に、先代旧事本紀の研究データベース作成である。これまで、古事記・日本書紀といった、上代の電子データは多く存在したものの、先代旧事本紀のそれは存在せず、本研究により、きわめて確度の高いデータを作成することができた。現在は一般の公開を予定していないが、近いうちに、より利用しやすいデータとして研究者間で共有できるものとしたい。第二に、日本紀言説以前およびその周辺にある資料の在りようがある程度明らかになったことである。特に、先代旧事本紀の最善本である、天理図書館吉田文庫本に近接する、吉田家神道説において新たな知見をえることができた。これについては、継続して研究を行う予定である。さらに、先代旧事本紀と対照することで、改めて先行資料の語りの在りようが明らかになるなど、当初の目的以上の成果を得ることができた。
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