研究課題/領域番号 |
20830008
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研究種目 |
若手研究(スタートアップ)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
荒木 剛 東北大学, 文学研究科, 助教 (20510556)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
2,925千円 (直接経費: 2,250千円、間接経費: 675千円)
2009年度: 1,261千円 (直接経費: 970千円、間接経費: 291千円)
2008年度: 1,664千円 (直接経費: 1,280千円、間接経費: 384千円)
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キーワード | 侵入思考 / 自我異和性 / 思考抑制 / 認知評価 / コーピング方略 / 対処方略 |
研究概要 |
侵入思考の制御困難性を導く要因のひとつにコーピング方略としての「思考抑制」がある。このような不適切な対処を行ってしまう背景には、自我異和的(egodystonic)な認知評価があるとされているが、この推測を裏付ける実証的研究はほとんど行われていない。 両者の関係及び適応状態に及ぼす影響を縦断的調査により検討したところ、自我異和的な認知評価の中でも、特に「思考の統制困難/被操作感」が思考抑制につながりやすく、さらに思考抑制が侵入思考の苦痛度およびOCD症状を強めて適応状態を悪化させていくという因果関係を実証することができた。
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