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外国籍居住者の増加に対応する地域社会の構築

研究課題

研究課題/領域番号 20830029
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 社会学
研究機関金沢大学

研究代表者

俵 希實  金沢大, 人間科学系, 研究員 (60506921)

研究期間 (年度) 2008
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
1,404千円 (直接経費: 1,080千円、間接経費: 324千円)
2009年度: 312千円 (直接経費: 240千円、間接経費: 72千円)
2008年度: 1,092千円 (直接経費: 840千円、間接経費: 252千円)
キーワード外国籍居住者 / 移住地生活展開論 / 中国籍居住者 / 研修生 / 技能実習生 / 日系ブラジル人 / 石川県小松市
研究概要

2008年度は中国籍居住者の生活展開を移住地生活展開論の視点から分析した。調査地である石川県小松市は1990年代にはブラジル籍居住者が突出して多かった。ところが、2001年頃からブラジル籍居住者は減少傾向で、中国籍居住者が増加してきた。関係機関からの聞き取りおよび提供資料によって、中国籍居住者の増加は、研修生および技能実習生の増加によるものだということが明らかとなった。そこで、中国籍研修生および技能実習生の生活展開を明らかにするために、市役所、国際交流協会、研修生の受け入れ組合等の機関における担当者、さらに技能実習生を対象に聞き取り調査を実施し、それらの知見を日系ブラジル人の生活展開を検討した際に考案した研究代表者の枠組みを用いて分析した。結果は次の通りである。1、中国籍研修生および技能実習生たちは、エスニック・コミュニティやネットワークを形成するほど強固なつながりはみられなかった。移住プロセスが市場媒介型であるため社会関係が母国から継続されていないこと、稼ぐことが何よりも重要となっていること等の要因が挙げられる。2、日本人住民とのつきあいはほとんどなかった。受入れ企業が管理していること、労働時間が長いこと(ただし2009年春からは景気悪化のため労働時間が激減している)、仕事以外は自室でパソコンやゲームをする生活スタイル等が要因として挙げられる。3、定住化は進展していなかった。以前は中国に帰国後、日系企業に就職し、再び来日して定住するという人もいたが現在ではそのような人はほとんどいない。中国における産業化の進展により中国企業が魅力的となっていること等が要因として挙げられる。これらの結果にこれまで蓄積してきた日系ブラジル人の生活展開の分析結果を加えることで、外国籍居住者に関わる小松市の約10年間の地域変容を把握することが可能となった。

報告書

(1件)
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 地方都市における多文化共生社会の実現の可能性-金沢市民のコミュニティに関する意識・行動調査から2009

    • 著者名/発表者名
      俵希實
    • 雑誌名

      人間社会環境研究 第17号

      ページ: 83-95

    • NAID

      120001170140

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 個人情報保護に対応する社会調査の技法-全国自治体調査から2008

    • 著者名/発表者名
      俵希實, 田邊浩, 轟亮
    • 雑誌名

      社会と調査 創刊号

      ページ: 84-88

    • NAID

      40016844467

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 地方都市における外国籍住民と日本人住民とのつきあい-金沢市民のコミュニティに関する意識・行動調査から2008

    • 著者名/発表者名
      俵希實
    • 学会等名
      関西社会学会第59回大会
    • 発表場所
      松山
    • 年月日
      2008-05-25
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2025-11-18  

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