研究課題/領域番号 |
20830031
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研究種目 |
若手研究(スタートアップ)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
八田 幸恵 福井大学, 教育地域科学部, 講師 (60513299)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
2,197千円 (直接経費: 1,690千円、間接経費: 507千円)
2009年度: 1,313千円 (直接経費: 1,010千円、間接経費: 303千円)
2008年度: 884千円 (直接経費: 680千円、間接経費: 204千円)
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キーワード | 米国 / 教師スタンダード / 教師の専門性と専門職性 / アカウンタビリティ / 学習する専門職コミュニティ / 教師教育 / 教師の専門性 / スタンダード |
研究概要 |
近年世界的に高等教育の「質保証」の動きが高まり、「教員養成スタンダード」の策定が重要な課題となっている。本研究では、アメリカにおけるリー・ショーマンの教師の「知識基礎」および「教育的推論と行為」に関する研究を歴史的に後付け包括的に検討することによって、専門職としての教師の知識と学習過程をモデル化する際の論点と、それに対するショーマンの回答を導き出した。それは以下の3点である。第一に、教師の知識は学習過程と切り離して考えることはできないという点である。専門職としての教師の知識は学習過程と不可分の形で定義されるべきであり、また、学習過程を充実させる知識のあり方を考える必要がある。第二に、教師に特有であり、教育実践の中で使用することができる形にまで翻案された知識を成文化し、共有することに取り組む必要があるという点である。しかしながら第三に、教師に特有な知識を共有する必要はあるものの、それをある基準のもとで精選し明確にすることよりも、より広い世界に公的に開かれていることに意味があるという点である。
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