研究課題/領域番号 |
20830054
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研究種目 |
若手研究(スタートアップ)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
松本 陽一 神戸大学, 経済経営研究所, 講師 (00510249)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
3,016千円 (直接経費: 2,320千円、間接経費: 696千円)
2009年度: 1,287千円 (直接経費: 990千円、間接経費: 297千円)
2008年度: 1,729千円 (直接経費: 1,330千円、間接経費: 399千円)
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キーワード | 経営学 / イノベーション / 科学 / サイエンス / 太陽光発電 / 太陽電池 / ディスプレイ産業 |
研究概要 |
企業による科学との関わり方について、本研究は太陽電池の複数の事例を詳細に分析した。結果として第1に、企業の研究者は科学の領域で情報を発信することにより自らの技術の信頼性や将来性を担保し、第2に、この種の信頼獲得行動は、研究資金の確保や顧客獲得のために重要である、という二つの可能性を見いだした。イノベーション研究における科学と産業との関わり方について、筆者の知る限りでは、科学の場で環流する知識の技術開発に直結する部分に焦点を当てられることが多い。それに対して、必ずしも注目されてこなかった科学の信頼性付与機能がイノベーションの推進にとって重要であることを本研究は示唆しており、今後、科学のこの側面をさらに調査する必要がある。
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