研究課題
若手研究(スタートアップ)
本研究は、(1)イギリス人の日本のものづくりに関する伝統的イメージを収集し、開国期には製造業においても明確に言及されるようになったことが確認された。(2)工部省のお雇い教師、W.E.アユトンとJ.ペリーの帰国後の日本に関する発言について現地調査を行い、彼ら自身はものづくりの才に関して日本人および日本技術教育をとりたてて賞賛してはいないが、20世紀初頭以降は彼らの言動が日本賞賛と解釈されて取り上げられる傾向があったことを明らかにした。(3)1907年日本教育博覧会(ロンドン)の展示品が貸し出された地方博覧会を調査し、日本技術教育への関心は器用さや独特のデザインなどの伝統的な「ものづくりの国」の日本イメージによって喚起されたものである可能性が高いことがわかった。
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The History of Education Researcher 85
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