研究課題/領域番号 |
20840035
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研究種目 |
若手研究(スタートアップ)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
岩石・鉱物・鉱床学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
宇都宮 聡 九州大学, 大学院・理学研究院, 准教授 (40452792)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
3,276千円 (直接経費: 2,520千円、間接経費: 756千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 1,716千円 (直接経費: 1,320千円、間接経費: 396千円)
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キーワード | パイライト / TEM / arsenian pyrite / Carlin-type deposit / Nano-scale / Toxic metals |
研究概要 |
浅熱水性鉱床中の主要なAuのホスト鉱物である、ヒ素含有パイライト、arsenian pyriteに注目して、結晶化学的特徴から、生成プロセス、環境への影響の解明を目指した。Asが3+という通常よりも酸化的な条件で生成したArsenian Pyriteを発見し、その重金属含有量、構造の歪、粒径のナノ化を明らかにした。また、Asに富む流体包有物がナノスケールで、pyrite中に存在することを示した。AsとCuには逆相関関係があり、その産状から鉱床形成時の条件を推定することができた。さらに、還元条件において鉄硫化物のナノ鉱物とAsとの相互作用を実験的に解明した。
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