研究課題/領域番号 |
20850029
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研究種目 |
若手研究(スタートアップ)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
合成化学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
松本 和弘 九州大学, 大学院・理学研究院, 助教 (40512182)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
3,172千円 (直接経費: 2,440千円、間接経費: 732千円)
2009年度: 1,508千円 (直接経費: 1,160千円、間接経費: 348千円)
2008年度: 1,664千円 (直接経費: 1,280千円、間接経費: 384千円)
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キーワード | 合成化学 / 不斉反応 / エポキシ化 / 過酸化水素 / 不斉合成 / カルボン酸 |
研究概要 |
当初計画したα,β-不飽和カルボン酸を基質として用いた触媒的不斉反応の開発につい種々検討したが、主にカルボン酸の酸性に起因する触媒の分解により、有用な反応を開発することはできなかった。しかし、酸に対して耐久性の高い触媒の検討を行う過程で、天然アミノ酸の一つであるプロリンより合成できる新規配位子を見出し、これを有するチタン錯体が過酸化水素水を酸化剤として用いたオレフィンの不斉エポキシ化の優れた触媒となることを見出した。特にスチレン類の不斉エポキシ化においては、96~98%eeという従来法を凌ぐ非常に高いエナンチオ選択性が得られた。
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