巨大磁気モーメント窒化鉄ナノマグネットの創製

• 研究課題/領域番号: 20860008
• 研究種目: 若手研究(スタートアップ)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 電子・電気材料工学
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 緒方 安伸 東北大学, 大学院・工学研究科, 教育研究支援者 (40509717)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2009
• 研究課題ステータス: 完了 (2009年度)
• 配分額: 3,289千円 (直接経費: 2,530千円、間接経費: 759千円); 2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2008年度: 1,729千円 (直接経費: 1,330千円、間接経費: 399千円)
• キーワード: 磁性ナノ粒子 / 窒化鉄 / 永久磁石

研究概要

窒化鉄(Fe_<16>N_2)を主相としたマグネットの創製を最終目的として、直接合成方式および間接合成方式により窒化鉄磁性粒子の合成技術の検討を行った。直接合成方式では、鉄カルボニルをアンモニアガス存在下で熱分解させるプロセスを検討した。その結果、平均粒径約10nmのFe_3N相からなるナノ粒子、および部分的ではあるがFe_4N相からなるナノ粒子を生成させることに成功した。間接合成方式では、酸化鉄(Fe_2O_3)粒子を原料粒子として用い、水素ガスで還元を行った後、アンモニアガス中で窒化するプロセスを検討した。その結果、Fe_<16>N_2相が生成する条件を見出すことができた。