研究課題
若手研究(スタートアップ)
高窒素鋼(High nitrogen containing stainless steel : HNS)は機械的特性に優れた材料であるが、接合時の入熱によるブローホール、窒化物生成による、強度・靭性値の低下が指摘されている。本研究は、固相接合の新しい様式で、低入熱での接合が可能な、摩擦攪拌接合(Friction stir welding : FSW)を適用し、良好な接合継手を得ることを目的として研究を行った。1mass%窒素含有オーステナイト系ステンレス鋼に対し、いくつかの接合条件で摩擦攪拌接合を実施し、得られた継手を対象に、接合部組織観察、硬さ分布測定、および引張試験を実施しその継手特性を評価し、機械的特性に優れる高窒素鋼摩擦攪拌接合継手を作製するための条件を導出した。
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