研究課題/領域番号 |
20870036
|
研究種目 |
若手研究(スタートアップ)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生態・環境
|
研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
畑 啓生 近畿大学, 農学部, 講師 (00510512)
|
研究期間 (年度) |
2008 – 2009
|
研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
|
配分額 *注記 |
3,302千円 (直接経費: 2,540千円、間接経費: 762千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 1,742千円 (直接経費: 1,340千円、間接経費: 402千円)
|
キーワード | 生態学 / 栽培共生 / サンゴ礁 / 藻類-藻食者関係 / なわばり性スズメダイ / タンガニイカ湖 / なわばり性藻食魚 / 種特異的関係 |
研究概要 |
サンゴ礁に生息する藻食性スズメダイは、なわばり内に藻類の畑を維持する。琉球列島では、クロソラスズメダイは不要な藻類を除藻することで、餌に適した一種類のイトグサ種を繁茂させている。このスズメダイはインド-太平洋に広く分布するため、その地理的変異を調べたところ、この広い分布域で、スズメダイとイトグサとの間に高い特異性が保たれていた。同時に、海域によってはスズメダイが利用するイトグサ種が異なることもあった。これにより、水域でも、陸上に見られるように、一次生産者(藻類)と、その消費者(藻食魚)との間に高い種特異性があることが分かった。この特異性は、水域においても生物多様性の形成や維持に重要な役割を果たしていると考えられる。
|