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犬骨髄間質細胞と合成ペプチドAG73を用いた神経再生医療の検討

研究課題

研究課題/領域番号 20880002
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 臨床獣医学
研究機関岩手大学

研究代表者

神志那 弘明  岩手大, 農学部, 助教 (50506847)

研究期間 (年度) 2008
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
3,302千円 (直接経費: 2,540千円、間接経費: 762千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 1,742千円 (直接経費: 1,340千円、間接経費: 402千円)
キーワード脊髄損傷 / 再生医療 / 軸索損傷 / 犬
研究概要

本研究申請者は犬脊髄損傷に対する再生医療の取り組みとして、自家移植の可能な犬骨髄間質細胞に着目し、研究を進めている.申請者は犬骨髄間質細胞がラット脊髄後根神経節ニューロンの突起(軸索)を伸長させる作用を持つことを確認し、この作用はフィブロネクチンやラミニンなどの細胞外マトリクス蛋白の産生によるものであることを報告した。本研究では、犬骨髄間質細胞が液性因子を介して神経軸索の伸長を促進するのか、またこのときに最も重要な液性因子は何かを検討した。
犬骨髄間質細胞より得られたコンディショニングメディウムはラット神経細胞の軸索を有意に伸長させることを確認した。この犬骨髄間質細胞が有する軸索伸長作用は濃度依存性であり、神経成長因子による作用であることが考えられた。次に得られたコンデイショニングメディウムを5種類の神経成長因子(BDNF, NGF, NT3, NT4/5)に対する中和抗体を用いて前処置を行った。それぞれの中和抗体により前処置したコンディショニングメディウム中でラット神経細胞を培養したところ、NGF中和抗体による処置を行った群のみ軸索伸長高価が有意に抑制された。このことは、犬骨髄間質細胞がもつ液性因子を介した軸索伸長作用は、NGFによるものであることが示唆された。
また、平成20年度はラットの脊髄損傷モデル作製の再現性を検証するための予備実験を実施した、ラット脊髄挫傷装置を用いて、ラット脊髄損傷モデルを作製し、後肢運動機能を経時的に評価した。後肢運動機能の損失と回復度合いは、脊髄の損傷程度とほぼ比例し、再現性のあるモデルを作成できることを確認した。

報告書

(1件)
  • 2008 実績報告書

URL: 

公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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