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体内時計を制御する食品成分の探索とメカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 20880036
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 応用生物化学
研究機関独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構

研究代表者

大池 秀明  農業食品産業技術総研, 研究員 (30455307)

研究期間 (年度) 2008 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
3,302千円 (直接経費: 2,540千円、間接経費: 762千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 1,742千円 (直接経費: 1,340千円、間接経費: 402千円)
キーワード体内時計 / サーカディアンリズム / 食品 / レスベラトロール
研究概要

サーカディアンリズム(約24時間の体内時計)は多くの細胞機能や生理機能を支配しており、生命活動の維持において極めて重要な機構である。本研究は、食品成分によるサーカディアンリズムの制御を目指し、まず、リズム制御効果がある食品成分探索系の構築を行った。
サーカディアンリズムを制御する食品成分探索系の構築
マウス線維芽細胞株であるNIH3T3細胞は、時計遺伝子が正常に機能しており、個々の細胞がサーカディアンリズムを有している。この培養細胞株に、時計遺伝子(Bmal1,Per1,Per2)のプロモーターにルシフェラーゼ遺伝子を結合したコンストラクトをゲノムに挿入し、この遺伝子を安定的に発現する細胞株を取得した。この細胞株を培養しながら、発光をリアルタイム検出装置で定量したところ約24時間周期のサーカディアンリズムが計測された。この培養上清に、サーカディアンリズムの位相を変化させることが知られている薬剤であるフォルスコリンを添加したところ、これまでの知見と同様に、リズム位相が変化した。よって、この系を利用して、細胞のサーカディアンリズムを変化させる食品成分の探索が可能となった。
レスベラトロールによるサーカディアンリズム制御作用
上記実験系を利用し、赤ワインに含まれるポリフェノールであるレスベラトロールがサーカディアンリズムに与える効果を検討した。その結果、レスベラトロール(100μM)の添加により、培養細胞のサーカディアンリズム位相が動くことを明らかにした。そして現在、サーカディアンリズムの制御効果を示す食品成分の探索を行っている。

報告書

(1件)
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] レスベラトロールが哺乳類の時計遺伝子に与える影響2008

    • 著者名/発表者名
      大池秀明, 小堀真珠子
    • 学会等名
      第15回日本時間生物学会学術大会
    • 発表場所
      岡山
    • 年月日
      2008-11-09
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://nfri.naro.affrc.go.jp/guidance/soshiki/kenkyusya/hooike.html

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

URL: 

公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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