研究課題
若手研究(スタートアップ)
ヤギにおける雄効果フェロモンは、非繁殖期の雌に受容され、性周期を回帰させる効果を持つ。このフェロモンは、主嗅覚系・鋤鼻系によって受容され、最終的に視床下部へと情報が伝達されるが、脳内における伝達経路は未だ解明されていない。本研究では、シバヤギを用い、このフェロモン伝達経路を形態学的に明らかにした。フェロモン情報の中継地点である扁桃体内側核からの神経投射が、弓状核に存在するキスペプチンニューロンへと伝達される可能性を電気生理学的および形態学的に示した。これらのことから、雄効果フェロモンは、扁桃体内側核から弓状核キスペプチンニューロンに受容され、その結果、GnRH分泌を促進すると考えられた。
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The Journal of Neuroscience Vol.30
ページ: 3124-3132
The Journal of Neuroscience 30
Journal of Neuroendocrinology Vol.21
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