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カルボニルイリドの逆電子要請型不斉付加環化反応の開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20890001
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 化学系薬学
研究機関北海道大学

研究代表者

嶋田 修之  北大, 薬学研究科(研究院), 助教 (00455601)

研究期間 (年度) 2008 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
3,302千円 (直接経費: 2,540千円、間接経費: 762千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 1,742千円 (直接経費: 1,340千円、間接経費: 402千円)
キーワードロジウム(II)錯体 / 不斉反応 / カルベン / カルボニルイリド / 1,3-双極付加環化反応 / 逆電子要請 / インドール / 触媒
研究概要

平成20年度、研究代表者はロジウム(II)錯体を用いるカルボニルイリドの1,3-双極付加環化反応を検討し、以下の成果を得た。
1、当研究室で開発したキラルなロジウム(II)カルボキシラート錯体Rh_2(S-TCPTTL)_4がα-ジアゾ-β-ケトエステルを環状カルボニルイリド前駆体、フェニルアセチレン誘導体、電子豊富アルキン、またはスチレン誘導体を求双極子剤とする分子間不斉1,3-双極付加環化反応において、極めて有効な触媒として機能することをを見いだした。特に、スチレン誘導体を求双極子剤とした場合には、完璧なエキソ選択性かつ最高99%の不斉収率が得られた。現在、本反応を利用したdescuraininの合成を検討している。
2、分子軌道計算の結果、本反応はカルボニルイリドのLUMOと求双極子剤のHOMOの相互作用が支配的な逆電子要請型の付加環化反応であることを明らかにした。
3、得られた知見を基に、これまでに報告例の知られていないインドールを求双極子剤とする付加環化反応を検討した結果、最高99%の不斉収率で付加環化生成物が得られることを見いだした。
4、本反応を分子内反応へと展開した結果、付加環化生成物が完璧なエンド選択性かつ最高66%の不斉収率で得られた。現在、本反応の収率、不斉収率の向上を目指すとともに、本法で得られた付加環化生成物から生物活性を有するアスピドスペルマアルカロイドvindolineへの変換を検討している。

報告書

(1件)
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Catalytic Enantioselective Intermolecular Cycloaddition of 2-Diazo-3, 6-diketoester-Derived Carbonyl Ylides with Alkynes and Styrenes Using Chiral Dirhodium(II) Carboxvlates2008

    • 著者名/発表者名
      N. Shimada, et.al.
    • 雑誌名

      Organic Letters 10

      ページ: 3603-3606

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] ロジウム(II)カルボキシラート錯体触媒を用いるカルボニルイリドの分子間不斉付加環化反応2008

    • 著者名/発表者名
      嶋田修之
    • 学会等名
      第34回反応と合成の進歩シンポジウム
    • 発表場所
      京都市(京都テルサ)
    • 年月日
      2008-11-04
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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