癌幹細胞制御におけるTGF-βの機能解析

• 研究課題/領域番号: 20890049
• 研究種目: 若手研究(スタートアップ)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 実験病理学
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 江幡 正悟 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (90506726)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2009
• 研究課題ステータス: 完了 (2009年度)
• 配分額: 3,016千円 (直接経費: 2,320千円、間接経費: 696千円); 2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2008年度: 1,456千円 (直接経費: 1,120千円、間接経費: 336千円)
• キーワード: 遺伝子 / 癌 / シグナル伝達 / 病理学 / 薬剤反応性

研究概要

ABCトランスポーターのひとつであるABCG2を強く発現する細胞群は、色素Hoechst33342を排出することから、フローサイトメトリー上でSide Population(SP)細胞として区別することができる。興味深いことにこのSP細胞には、正常臓器における幹細胞ないし多くの癌における癌幹細胞が多く含有されていることがわかっている。本研究では、腫瘍間質で産生されるサイトカインであるTGF-βが、スキルス胃癌のABCG2発現や、スキルス胃癌細胞中に存在するSP細胞に対してどのような作用をもたらすか、という点に着目し解析を行った。

研究成果

• [学会発表] TGF-β diminishes the SP fraction of the diffuse-type gastric cancer cells (2009)
  • 著者名/発表者名: Shogo Ehata, Ryohei Katayama, Sumie Koike, Yukari Hoshino, Yoko Katsuno, Mitsunobu Kano, Masakazu Yashiro, Kosei Hirakawa, Hiroyuki Aburatani, Naoya Fujita, Kohei Miyazono
  • 学会等名: 第68回日本癌学会総会
  • 発表場所: 神奈川県横浜市パシフィコ横浜
  • 年月日: 2009-10-02
• [学会発表] TGF-β diminishes the SP fraction of the diffuse-type gastric cancer cells. (2009)
  • 著者名/発表者名: 江幡正悟
  • 学会等名: 第68回日本癌学会総会
  • 発表場所: パシフィコ横浜(神奈川県)
  • 年月日: 2009-10-02
• [備考] 東京大学・大学院医学系研究科・病因病理学専攻・分子病理学分野ホームページ
  • URL: http://beta-lab.umin.ac.jp/