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小胞体品質管理機構による骨形成制御の解析

研究課題

研究課題/領域番号 20890175
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 医化学一般
研究機関宮崎大学

研究代表者

村上 智彦  宮崎大, 医学部, 助教 (50510723)

研究期間 (年度) 2008 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
3,302千円 (直接経費: 2,540千円、間接経費: 762千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 1,742千円 (直接経費: 1,340千円、間接経費: 402千円)
キーワード小胞体 / 骨形成 / コラーゲン
研究概要

OASIS欠損マウスから採取した骨組織より骨基質タンパク質を抽出・解析したところ、野生型に比べI型コラーゲンのタンパク質量が減少していた。そこで、ウエスタンブロッティング法により、骨に含まれるコラーゲンを比較・定量できるシステムを立ち上げた。その結果、OASIS欠損マウスの骨では、骨基質であるオステオポンチンは十分量含まれているのにコラーゲンだけが減少していることがわかった。X線写真による解析を行った結果、OASIS欠損マウスでは骨密度の低下が認められた。そこで、カルセイン二重ラベルを施したマウスを用いた骨形態計測を行い、OASIS欠損マウスの骨形成率及び骨吸収率を定量化した。この解析により、OASIS欠損マウスの骨形成不全が骨形成率の低下から由来することが確認できた。また、マイクロCTを用いて3次元骨梁構造を詳細に調べたところ、OASIS欠損マウスで海綿骨及び皮質骨の減少が確認された。
初代培養骨芽細胞を用いたOASISターゲット遺伝子の探索では、OASIS欠損マウスと野生型マウスより採取・培養した骨芽細胞を用いて、発現量の異なる遺伝子をマイクロアレイ及びRT-PCR法により網羅的に探索した。その結果、OASIS欠損骨芽細胞において骨基質の主成分であるI型コラーゲンの転写レベルでの減少が認められた。このOASIS欠損骨芽細胞のコラーゲン転写の減少はアデノウイルスを用いてOASISの過剰発現させることで救済されたことより、OASISのターゲット遺伝子としてI型コラーゲンが浮上した。

報告書

(1件)
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 小胞体ストレストランスデューサーOASISと骨形成2009

    • 著者名/発表者名
      村上智彦, 西村理行, 米田俊之, 和中明生, 今泉和則
    • 学会等名
      第114回日本解剖学会全国学術集会
    • 発表場所
      岡山
    • 年月日
      2009-03-30
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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