研究課題
若手研究(スタートアップ)
肝幹前駆細胞は肝細胞と胆管上皮細胞の両方に分化できる能力を持ち合わせているが,この二方向性分化の運命決定を制御する詳細なメカニズムは不明である.転写因子Sall4は胎児発生や器官形成、ES細胞の未分化性維持や分化に重要な役割を果たすことが知られている.われわれは今回,肝幹前駆細胞におけるSall4の発現・機能解析からSall4が肝幹前駆細胞の肝細胞分化を抑制する一方で胆管上皮細胞分化を促進し,肝幹前駆細胞の二方向性運命決定に重要な役割を担う可能性を初めて明らかにした.
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Gastroenterology 136
ページ: 1000-1011