研究課題
若手研究(スタートアップ)
Porphyromonas gingivalis ATCC 33277のMfa1線毛の主要構成成分をコードするmfa1の下流にはタンデムに4つの遺伝子(mfa2、PG0180、PG0181、PG0182)が存在する。本研究では、これらの下流因子のMfa1線毛機能・形成機構への関与を明らかにすることを目的とした。Mfa2が線毛の基部に局在し長さの制御を担う分子であることが分かり、さらに微量成分PG0182がPG0180とPG0181を線毛に繋ぐアダプター蛋白質として機能する可能性が示唆された。また、Mfa1線毛機能解析においては、fimAとmfa1下流遺伝子の両方を破壊した二重変異株は、fimA変異株と比較して高い自己凝集活性を示した。これらの結果から、mfa1の下流因子がMfa1線毛機能・形態形成に関与している可能性が示唆される。
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Anchoring and length regulation of Porphyromonas gingivalis Mfa1 fimbriae by the down stream gene product Mfa2 vol.155
ページ: 3333-3347
Bacterial Adherence and Biofilm 22巻
ページ: 95-101
Microbiology VOL.155