一般病棟で過ごす終末期がん患者の家族7名に対してインタビュー調査を実施した。その結果、全ての家族が心身のエネルギー充足・維持のために、補完・代替医療(以下CAMとする)を取り入れていた。その種類は、ツボ押し、マッサージ、温泉、アロマセラピー、栄養食品、漢方薬であった。終末期がん患者の家族のCAMに対するニーズとして、[CAMを使って自分の気持ちを落ち着かせたい][患者のそばにいながらCAMをしたい][CAMによって身体の調子を維持したい][CAMをするための時間が欲しい]の4つが明らかとなった。
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