研究課題/領域番号 |
20890287
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研究種目 |
若手研究(スタートアップ)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 独立行政法人理化学研究所 |
研究代表者 |
吉田 さちね 独立行政法人理化学研究所, 黒田研究ユニット, 研究員 (90513458)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2009年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 養育行動 / ノックアウトマウス / 視床下部 / 内側視索前野 / Anterior commissural nucleus(ACN) / マウス |
研究概要 |
脳内養育行動中枢は視床下部内側視索前野(MPOA)の主として背外側部に存在すると考えられているが、本研究より養育行動を行っているマウスでは背外側MPOAの中でも特に多くのオキシトシン(OXT)産生ニューロンを含むAnterior commissural nucleus (ACN)と呼ばれる部位が活性化することが分かった。ACNにはOXTの他、甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)産生ニューロンも存在する。OXTとTRHの各単独ノックアウト及びダブルノックアウトマウスを使って巣作りと仔を巣へ戻す行動を指標に養育異常の有無を検討したが、今回の予備実験においては積極的にTRHとOXTが協調して養育行動を引き起こすという仮説を支持する結果は得られなかった。今後、実験例数を増やし、また観察感度を高めた行動実験が必要である。
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