希土類オキシ硫化物階層構造の大容量水素ストレージ物質への展開

• 研究課題/領域番号: 20900136
• 配分区分: 補助金
• 研究機関: 熊本大学
• 研究代表者: 町田 正人 熊本大学, 大学院自然科学研究科, 教授 (70211563)
• 研究期間 (年度): 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• キーワード: 環境材料 / 触媒・化学プロセス / 水素

研究成果の概要

本報告書は平成20年度において、科学研究費補助金特別研究促進費(課題番号20900136)を受けて実施した研究の成果をまとめたものである。本研究は、酸素吸蔵物質と水蒸気との反応が水素を生成することに着目して、大容量酸素吸蔵能を示す希土類オキシ硫酸塩/硫化物と触媒成分との階層化構造の構築により、水素製造技術としての希土類科学の新しい応用分野を開拓することを目的として行われたものである。

研究成果

• [雑誌論文] Synthesis and Oxygen Storage Properties of Ce-Substituted La Oxysulfates, (La_<1-x>Ce_x)_2O_2SO_4 (2008)
  • 著者名/発表者名: D.Zhang
  • 雑誌名: Chemistry of Materials 20 ページ: 6697-6703
  • 査読あり
• [雑誌論文] On the Reasons for the High Activity of CeO_2 Catalyst for Soot Oxidation (2008)
  • 著者名/発表者名: M.Machida
  • 雑誌名: Chemistry of Materials 20 ページ: 4489-4494
  • 査読あり
• [学会発表] ランタノイドオキシ硫酸塩系酸素ストレージ物質の複合化効果(2) (2009)
  • 著者名/発表者名: 宮崎晃志郎
  • 学会等名: 第103回触媒討論会
  • 発表場所: さいたま市埼玉大学
  • 年月日: 2009-03-30
• [学会発表] セリアーオキシ硫酸ランタン系複合体の酸素ストレージ促進効果 (2009)
  • 著者名/発表者名: 吉岡文彦
  • 学会等名: 第47回セラミックス基礎科学討論会
  • 発表場所: 大阪市大阪国際会議場
  • 年月日: 2009-01-08
• [学会発表] ランタノイドオキシ硫酸塩系酸素ストレージ物質の複合化効果 (2008)
  • 著者名/発表者名: 吉岡文彦
  • 学会等名: 第102回触媒討論会
  • 発表場所: 名古屋市名古屋大学
  • 年月日: 2008-09-23
• [学会発表] MnOx-CeO2複合酸化物の局所構造解析とPM燃焼触媒特性 (2008)
  • 著者名/発表者名: 池上啓太
  • 学会等名: 第102回触媒討論会
  • 発表場所: 名古屋市名古屋大学
  • 年月日: 2008-09-23
• [学会発表] Catalytic Properties of Pr_2O_2SO_4 Having a Large Oxygen-storage Capacity : Unsteady-state NO-CO Reactions under Cycled Feed Stream Conditions (2008)
  • 著者名/発表者名: D.J.Zhang
  • 学会等名: 5th International Conference on Environmental Catalysis
  • 発表場所: イギリスQueen's University
  • 年月日: 2008-08-31