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脂肪酸酸化調節因子マロニルCoA量の測定法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20929012
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 医学Ⅱ(基礎医学)
研究機関生理学研究所

研究代表者

斉藤 久美子  生理学研究所, 技術課, 技術職員

研究期間 (年度) 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
580千円 (直接経費: 580千円)
2008年度: 580千円 (直接経費: 580千円)
キーワードマロニルCoA / 脂質代謝 / non-RI測定
研究概要

肥満・糖尿病の原因として糖・脂質代謝異常があげられる。現在、各臓器の代謝変化をin vivoで解析するには、放射性化合物(RI)を用いた方法で行い、特別な実験施設を必要とする。そこで、非放射性(non-RI)試薬による糖・脂質代謝測定法の開発を行っている。
本研究では、脂肪酸酸化調節因子として働くマロニルCoA量の測定法の開発を行った。non-RIマロニルCoAの測定は、酵素分解による反応生成物を測定した。まず、脂肪酸合成酵素(FAS)によりアセチルCoAと反応させ、生成したNADPをD-Glucose-6-phosphate (G6P)とGlucose dehydorogenase (G6PDH)で反応させ、6-Phospho-D-Gluconate (6-PG)に変える。さらに6-PGをPhosphoglconate dehydorogenase (6-PGDH)で反応し、NADPHに変換、これを酵素サイクリングにより増幅後、比色定量した。酵素濃度、反応時間等の至適反応条件を検討し、96ウェルプレートでマロニルCoA標準液による標準直線(0~80pmol)を作成した。次に生体試料の調整方法を検討した。生体試料(脳神経核、筋肉、肝臓)は、測定緩衝液でホモジナイズ後、熱処理、遠心した。上清中のマロニルCoA量を測定し、non-RIでの組織中マロニルCoAの測定を可能にした。しかし、筋肉や肝臓においては、試料中に含まれる多量の内因性物質(G6P、6-PG等)の充分な除去が難しく、マロニルCoAのみを選択的に測定することが難しい。引き続き、内因性物質を確実に除去するため、方法め改良を行っている。
今後は、絶食や過栄養食を与えたときめ脳視床下部神経核、末梢組織の微量なマロニルCoAの変化量を測定し、動物を用いた治療薬の開発、スクリーニングに活用していきたい。

報告書

(1件)
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 非放射性(non-RI)試薬による糖・脂質代謝測定法の開発2009

    • 著者名/発表者名
      斉藤久美子
    • 学会等名
      第31回 生理学技術研究会
    • 発表場所
      岡崎コンファレンスセンター
    • 年月日
      2009-02-20
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2020-05-15  

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