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・ 検出対象とする遺伝子変異の決定 過去8年分の文献検索と当院血液内科医との協議の結果、検出対象とする体細胞遺伝子変異は、FLT3 ITD、nucleophosmin(NPM)を第一の候補とした。 ・ 検出方法の決定 遺伝子変異検出法は、コスト、実施する際の手技の簡便さ等を考慮し、ABI 310 Genetic Analyzerと蛍光標識プライマーを用いたPCR Gene Scan法を用いることとした。 ・ 検査材料 検討症例数を増やすため、サンプルはDNA、RNAのどちらでも使用できることとした。また、過去のスメア標本からDNAを抽出する方法を確立した。このことにより、さらに検討症例数を増やすことが可能となった。 ・ 検討結果(遺伝子変異検出率) 急性骨髄性白血病(AML)43例中、適PM(+)/FLT3 ITD(+)が4例、NPM(+)/FLT3 ITD(-)が7例、NPM(-)/FLT3 ITD(+)が3例、NPM(-)/FLT3 ITD(-)が29例であった。また、NPM遺伝子変異陽性(NP敵+))症例については、ダイレクトシーケンスによりそのタイプを決定し、将来的に微小残存病変の検出にも応用可能とした。 ・ 本研究の有用性 2008年に改定された、白血病・リンパ系腫瘍の新WHO分類には、本研究で検出対象としたFLT3 ITD、NPM遺伝子変異の有無が独立したカテゴリーとして新たに記載され、本研究の有用性がここでも証明された。またこれにより、本院においては新WHO分類(2008)に即した正確な診断が可能となった。更に、本研究で可能となったNPH遺伝子変異とFLT3 ITDの有無の結果は、当院血液内科において、AML初回寛解時の造血幹細胞移植の適応の判断基準の一つとして非常に重要視されている。
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