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連続心拍モニター法に基づく日常の身体活動量を客観に推計する自記式質問紙の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20933016
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 健康・スポーツ科学
研究機関株式会社新日本科学薬物代謝分析センター

研究代表者

中村 剛  株式会社新日本科学薬物代謝分析センター, 企業職員

研究期間 (年度) 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
570千円 (直接経費: 570千円)
2008年度: 570千円 (直接経費: 570千円)
キーワード心拍モニター法 / 身体活動量 / 運動
研究概要

本研究は、一般住民を対象とした調査を予定していたが、少数の協力者を対象としたパイロット研究により種々の問題点が明らかとなり、一般住民を対象とした研究の実施には至らなかった。しかし、パイロット研究から連続心拍モニター法による生活活動量の評価は、「日常活動の質」を明らかにできる非常に優れた方法であることが明らかとなった。
日常生活における連続心拍モニター法は、1)掃除、洗濯など日常動作による身体活動量の変化、2)日常生活における姿勢の変化、立位、座位、臥床による身体活動量の変化、3)歩行時においては、スピード、登り下りによる身体負荷量の変化を的確にモニターすることができた。さらに、メモリーされた心拍情報を解析することで、1日を通じた平均心拍数、各心拍ゾーンの持続時間から推定される身体活動量の変化と自己申告による活動状況の差を比較検討することが可能であった。
一方で、一般住民に対して連続心拍モニター法を実施する場合の問題点が浮き彫りになった。先ず胸部センサーベルトの装用による「締め付け感」により、リラックスを妨げられる例があった。また、運動用に開発されたセンサーであるため、日常生活では皮膚の乾燥によって心拍モニターが中断することが少なくなかった。特に発汗量が低くなる気温の低い時期では正確なデータを得ることが難しいことが判明した。従って、一般住民の日常生活に応用するためには、装用感の改善やセンサー部の改良が必要であると判断された。しかし、連続心拍モニター法は、個人の日常的な「身体活動の質」や持続時間を客観的に評価できる方法である。今回、実際に用いることは出来なかったが、能登地震の復興地域では、被災者の身体活動の低下が懸念されていた。被災者の心拍情報は、個人に合わせた身体活動量のアドバイスを行う上で有用であると考えられた。今後、目的に合致した機器の改良を行うと同時に、災害被災地などでの支援活動にも応用が期待できる。

報告書

(1件)
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Studies of the toxicological potential of capsinoids : X.Safety assessment and pharmacokinetics of capsinoids in healthy male volunteers after a single oral ingestion of CH-19 Sweet extract.2008

    • 著者名/発表者名
      Bernard BK, Tsubuku S, Kayahara T, Maeda K, Hamada M, Nakamura T, Shirai Y, Nakayama A, Ueno S, Mihara R.
    • 雑誌名

      Int J Toxicol. 27 Supp3

      ページ: 137-147

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] Evaluation of matrix effects in generic method for quantification of plasma drug concentrations.2008

    • 著者名/発表者名
      樋口喜弘, 楊志慶, 中村剛, 鵜藤雅裕, 福崎好一郎
    • 学会等名
      日本薬物動態学会 第23回年会
    • 発表場所
      熊本
    • 年月日
      2008-10-30
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] Improved Generic Method for Quantification of Plasma Drug Concentrations in Drug-Drug Interaction Studies.2008

    • 著者名/発表者名
      Yoshihiro Higuchi, Zhiging Yang, Takeshi Nakamura, Eiichi Okutsu, Wen Qian, Masahiro Utoh, Koichiro Fukuzaki
    • 学会等名
      2nd Asian Pacific Regional ISSX Meeting
    • 発表場所
      中国 上海
    • 年月日
      2008-05-12
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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