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高温高湿環境下での暑熱順化と脱順化が汗腺機能と皮膚血管拡張に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 20F18793
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
審査区分 小区分59020:スポーツ科学関連
研究機関神戸大学

研究代表者

近藤 徳彦  神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (70215458)

研究分担者 LEI TZE-HUAN  神戸大学, 人間発達環境学研究科, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2020-04-24 – 2021-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2020年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2020年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード暑熱順化 / 高温・高湿 / 発汗効率 / 脱順化
研究開始時の研究の概要

本研究は高温高湿環境に対する身体機能の適応を体温調節機能から明らかにするもので,特に,高温環境として温度だけではなく,湿度も考慮した適応(暑熱順化)特性を明らかにする.そのため,本研究では高温高湿環境下での運動トレーニングや日本の夏(高温高湿環境)への適応が運動時の体温調節機能としての発汗や皮膚血流調節機能に及ぼす影響を検討する.また,湿度自体がこれらの機能に及ぼす影響を検討することで,高温高湿度環境下での体温調節機能に関連する改善メカニズムを検討する.

研究実績の概要

運動トレーニング者を対象(男子学生,10名程度)に,14日間の暑熱順化(最大酸素摂取量の50%~55%負荷の自転車運動を60分間,34°C・40%RHと34°C・80%RHの環境下で実施)と脱順化を行い,順化の影響をみるために34°C・80%RHの環境下で最大酸素摂取量50%~55%負荷の60分間の自転車運動を行う予定であった.しかし,新型コロナウイルス感染拡大に伴い研究継続が不可能となった.2019年度の研究結果をもとに次の実績が得られた.14日間の暑熱順化でいずれの環境条件でも安静時の体温低下,運動時の発汗量・皮膚血流量の増加がみられた.両条件での違いとして発汗反応より皮膚血流反応に差異がみられる傾向にあった.また,運動時の体温上昇は高湿・環境での暑熱順化の方がいくらか小さくなった.一方,環境条件での違いによる脱順化の差異はみられなかった.これらのことから,高温・高湿環境での暑熱順化は同環境下での運動時の生体負担を軽減する可能性が考えられるが,被験者数が少なく,結論は得られなかった.

2019年度に追加実験で実施した高温・高湿環境への季節順化と脱順化が発汗とその他の体温調節機能に及ぼす影響に関する研究の分析を進め,次の結果が得られた.夏への季節順化は冬と比較して局所・全身の発汗反応(体温に対する発汗反応)や汗の塩分濃度低下などの改善が認められた.改善程度は夏>秋であった.一方,高温・高湿環境下での汗の蒸発量(有効発汗量)には両季節で差がなく,無効発汗量は夏>秋>冬となり,汗が蒸発する効率は夏<秋<冬となり,夏で最も低下した.しかし,運動時の体温上昇には季節差がなかった.また,風速の影響も検討し,いずれの季節も風速の増加により発汗効率は改善されたが,この改善は運動時の体温には影響しなかった.

現在までの達成度 (段落)

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2020 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2020 その他

すべて 国際共同研究 (2件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [国際共同研究] Massey University(ニュージーランド)

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [国際共同研究] Vrije Universiteit Amsterdam(オランダ)

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] The effect of seasonal acclimatization to humid heat on whole-body sweat evaporation and thermoregulatory function during exercise with different air velocity2020

    • 著者名/発表者名
      Lei TH, Fujiwara M, Gerrett N, Amano T, Mundel T, Inoue Y, Kondo N
    • 学会等名
      Virtual 8th International Conference on the Physiology and Pharmacology of Temperature Regulation (vPPTR)
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] How does tropical heat affect endurance performance and thermoregulation? Insight into the effect of female reproductive hormones and vapor pressure2020

    • 著者名/発表者名
      Lei TH
    • 学会等名
      第34回運動と体温の研究会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 招待講演

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公開日: 2020-07-07   更新日: 2024-03-26  

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