研究課題/領域番号 |
20F20012
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
審査区分 |
小区分07010:理論経済学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
石川 竜一郎 早稲田大学, 国際学術院, 教授 (80345454)
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研究分担者 |
TANG LIPING 早稲田大学, 国際教養学術院, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2020-09-25 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2022年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2021年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2020年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 曖昧性 / 類推 / シグナリングゲーム / 戦略的発話 / 関連性理論 / 類似性 / 不完備情報ゲーム / 矛盾 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、議論・対話が適切に行われるための「メカニズム」を研究することである。議論や対話では、合意形成や説得のための戦略的発話がしばしば行われる。ゲーム理論を用いることで、こうした戦略的思考を分析し、その論理構造を明らかにする。特に、数理論理学を用いることで、主体の選択肢間の意味的関係を明確にし、発話行為の戦略分析を考察し、、その戦略が社会的に最適な帰結を導くためのメカニズムを考察する。
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研究実績の概要 |
今年度は、言語の曖昧性に注目した分析を行った。言語には、複数の解釈を持つ単語が存在する。語彙的曖昧さ、同音異義と呼ばれる語彙の曖昧さの1つは、その単語の特徴付けにもなる。こうした多義性には、多かれ少なかれ関連する語彙の意味が含まれる。例えば、「口」という言葉には、「体の器官」という意味と、「その洞窟の入り口」と言ったような類のものだ。今年度の研究では、曖昧さの概念として同音異義語や多義語の曖昧さの両方をカバーする広い意味で研究した。 このような形の曖昧さは、ミスコミュニケーションの危険性をはらんでいる。心理学の文献では、曖昧な用語はより広い適用性を持っていると主張しているものもあるが、いずれにせよ曖昧な単語を複数の意味で話者の戦略的行動は拡大されることが想像できる。しかし、今年度の成果ではこの特徴が非常に重要でパレート優位な均衡をより達成しやすいことを示した。この分析を通じて、曖昧さの感覚に関連する性質が、曖昧さを克服するために曖昧な単語は、より正確な単語が存在する場合でも、優位に立つことができることを示した。 さらにこうした分析を、複数の命題が連なる文脈に適応するために、命題間の関連性を定量する手法を前年度の成果から援用し、冗長性や無関連性も話者の戦略的行動内に組み込むことにも成功した。これにより、シグナリングゲームやチープトークゲーム等のゲーム理論における標準的なコミュニケーションにおいて、最適な均衡が達成することを示すことが可能になった。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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