研究課題/領域番号 |
20F20096
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
審査区分 |
小区分42040:実験動物学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
宮部 貴子 (2021) 京都大学, 霊長類研究所, 助教 (10437288)
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研究分担者 |
WILSON DUNCAN 京都大学, 霊長類研究所, 外国人特別研究員
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受入研究者 |
宮部 貴子 (2020) 京都大学, 霊長類研究所, 助教 (10437288)
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外国人特別研究員 |
WILSON DUNCAN 京都大学, 霊長類研究所, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2020-07-29 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
採択後辞退 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2021年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2020年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | コモンマーモセット / 痛み / 表情 / 行動 / 動物福祉 |
研究開始時の研究の概要 |
コモンマーモセットは、ヒトに近い小型霊長類であり、近年さまざまな研究に使用され、痛みを伴う処置を受けることも増えている。痛みは実験動物の動物福祉を考えるうえで非常に重要な要素であるが、動物の痛みの評価は非常に難しい。 本研究の目的は、表情を指標としてコモンマーモセットの痛みを評価することである。本研究では、動物福祉的配慮から、実験的に痛みを与えるのではなく、他の研究で手術を受けるコモンマーモセットを術前および術後にビデオ撮影する。撮影した動画から行動と表情を解析することで、コモンマーモセットの痛み関連表情を明らかにすることを目指している。
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研究実績の概要 |
コモンマーモセットは近年、医学生命科学、脳神経科学、認知科学など様々な分野で実験動物として用いられている。モデル動物として侵襲的な手術や処置を受ける機会もあるが、コモンマーモセットの痛みを評価する方法は確立していない。動物の痛みを最小限にすることは、動物福祉の観点からも、実験データの信頼性の観点からも非常に重要である。本研究の目的は、コモンマーモセットにおいて、表情を用いた新規の疼痛評価法を開発することであった。
本研究では、動物福祉の観点から本研究のために痛みを与える処置をするのではなく、他の研究目的で開腹手術を受けるコモンマーモセットについて、手術前後のビデオ撮影を行った。撮影した動画から、英国の共同研究者であるDaniel Mills教授のグループがネコを対象としておこなった先行研究であるFinka et al. 2019の方法に基づき、形態学的手法を応用して表情を解析した。コモンマーモセットの開腹手術は実験動物中央研究所において行われた。当初の予定では、外国人特別研究員であるWilson博士が実験動物中央研究所へ出張し、ビデオ撮影をおこなう予定であったが、新型コロナウイルス感染症の影響により、出張ができなかった。そのため、実験動物中央研究所の共同研究者とオンライン会議で相談し、共同研究者が撮影を行った。 Wilson博士が主にデータ解析を行い、受入研究者は、共同研究者との連絡、調整、動物実験計画書の作成、必要な物品の購入、発送などのサポートを行った。また、心理学、比較認知科学のバックグラウンドを持つWilson博士は、獣医麻酔学、実験動物学のバックグラウンドを持つ受入研究者のグループに新たな視点をもたらし、研究室のミーティングで有意義なディスカッションができた。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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