研究課題/領域番号 |
20F20773
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
審査区分 |
小区分17040:固体地球科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
山本 由弦 神戸大学, 理学研究科, 教授 (10435753)
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研究分担者 |
TSANG MAN YIN 神戸大学, 理学研究科, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2020-11-13 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2022年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2021年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2020年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | バライト / ESR / IODP / ESR年代測定 / 南海沈み込み帯 / ストロンチウム同位体 / 重晶石 |
研究開始時の研究の概要 |
沈み込む海洋プレートに沿って地下深部から移動する高温流体は,地震発生やマグマ生成と密接に関係する。その関係を検討するためには,流体移動の頻度と,流体が周辺物性に影響する時間および空間的スケールを把握することが必要である。しかしながら,これらは、長期間をかけて起こるため,直接観測できない。 本研究では,高知県室戸岬沖の南海沈み込み帯においてバライト脈(高温流体の直接証拠)に注目して,それらの①年代と②起源を明らかにする。①バライトに対するESR年代測定法の確立と測定を行う。また,②リチウム,セシウム,ストロンチウムなどのトレーサー元素を検討することで,流体の起源と生成温度について定量化する。
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研究実績の概要 |
令和 4 年度は、新たに確立し、国際誌(Quaternary Geochronology)に論文が掲載されたバライトの ESR 年代測定法を用いて、西南日本の室戸沖沈み込み帯のバライト結晶の年代測定を実施した。バライト鉱物脈は、約700万年前よりも古い層準に発達しているが、その年代は少なくとも200万年よりも若いことが明らかになった。これらの年代は、掘削地域の堆積物が沈み込みと不可を開始した年代と一致するが、数万年程度のごく若い年代も得られており、引き続き検証実験を必要としている。 さらに、微量元素分析とストロンチウム同位体から,流体の起源と生成温度について定量化した。またIODP Exp. 370航海中に得られた X 線 CT 画像の再検討を行い,バライトの化学組成と産状の相関を見いだした。 令和 5 年度の残りの任用期間においては、国際学会における発表とバライト年代測定について,論文化を実施する。また,得られた年代値と起源を組み込んだ「沈み込み帯における高温流体の発生・移動プロセスと地質現象の関係」についてモデル化する。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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