研究課題/領域番号 |
20H00173
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分16:天文学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
三宅 芙沙 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 准教授 (90738569)
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研究分担者 |
堀内 一穂 弘前大学, 理工学研究科, 助教 (00344614)
宮原 ひろ子 武蔵野美術大学, 造形学部, 准教授 (00532681)
笹 公和 筑波大学, 数理物質系, 准教授 (20312796)
箱崎 真隆 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 研究員 (30634414)
前原 裕之 国立天文台, ハワイ観測所, 助教 (40456851)
木村 勝彦 福島大学, 共生システム理工学類, 教授 (70292448)
門叶 冬樹 山形大学, 理学部, 教授 (80323161)
早川 尚志 名古屋大学, 高等研究院(宇宙), 特任助教 (10879787)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
45,110千円 (直接経費: 34,700千円、間接経費: 10,410千円)
2020年度: 15,470千円 (直接経費: 11,900千円、間接経費: 3,570千円)
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キーワード | 宇宙線生成核種 / SEPイベント / 年輪 / 氷床コア / 樹木年輪 |
研究開始時の研究の概要 |
樹木年輪の14Cや氷床コアの10Be、36Clといった宇宙線生成核種は、観測史上最大とされ る1956年のSEP(Solar Energetic Particle)イベントの数十倍という過去の超巨大SEPイ ベントの優れた代替データである。本研究は、主に年輪の14C分析から、完新世( 過去1万2千年間)における最大のSEPイベントの同定と、超巨大SEPイベントの発生頻度及 びその発生特性の解明を目的とする。我々の太陽における発生特性を、太陽型恒星の恒星 フレアと比較することで、太陽型恒星における太陽の普遍性と特殊性を評価する。
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研究実績の概要 |
樹木年輪の炭素14や氷床コアのベリリウム10、塩素36といった宇宙線生成核種は、直接観測で見つかっている最大のSEP(Solar Energetic Particle)イベントの数十倍という過去の超巨大SEPイベントの優れた代替データである。これまでに我々の宇宙線生成核種の分析から、775年や994年などの超巨大SEPイベントの痕跡を発見した(Miyake et al. 2012, 2013)。これは、我々の太陽でスーパーフレアが発生した可能性を示すだけでなく、現代社会に甚大な影響を与え得る極端太陽現象が将来発生する可能性を示すものである。本研究は、宇宙線生成核種の分析から、完新世(過去1万2千年間)における最大のSEPイベントの同定と、超巨大SEPイベントの発生頻度及びその発生特性の解明を目的とする。 今年度は、長期的な樹木年輪の炭素14分析を実施するために、樹木試料の手配(日本、フィンランド、カリフォルニア産の樹木サンプル)や、試料調製装置(木片試料からグラファイト試料の抽出)の性能チェック、さらに分析に必要な環境作りを行った。また、SEPイベントのエネルギースペクトルを評価する上で要となる塩素36の(南極ドームふじ氷床コア)分析を行った。さらに、トラバーチン堆積物のベリリウム10データに過去の大規模SEPイベントがみられるか調査する足掛かりとして、トラバーチン分析を行うための環境整備を行った。
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現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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