研究課題/領域番号 |
20H00174
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分16:天文学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
前田 啓一 京都大学, 理学研究科, 教授 (00503880)
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研究分担者 |
諏訪 雄大 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (40610811)
勝田 哲 埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (50611034)
松林 和也 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (60622454)
守屋 尭 国立天文台, 科学研究部, 助教 (90779547)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
43,810千円 (直接経費: 33,700千円、間接経費: 10,110千円)
2023年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
2022年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
2021年度: 14,170千円 (直接経費: 10,900千円、間接経費: 3,270千円)
2020年度: 13,000千円 (直接経費: 10,000千円、間接経費: 3,000千円)
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キーワード | 超新星 / 光赤外天文学 / 分光装置 / 理論天文学 / 恒星進化 |
研究開始時の研究の概要 |
大質量星の生涯最期の爆発である超新星の観測を通し、大質量星の少なくとも一部が終末期に劇的・動的な進化を遂げるという新描像が確立されつつある。本課題では、京都大学・せいめい望遠鏡に新分光器を開発・搭載し、爆発直後超新星を対象とした大規模観測プロジェクトを遂行する。並行して超新星輻射輸送理論・動的恒星進化理論の構築を行い、上記観測と組み合わせて大質量星の終末期進化を解明する。
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研究実績の概要 |
せいめい望遠鏡の可視3色高速撮像分光装置(Tricolor CMOS Camera and Spectrograph; TriCCS)のスリット分光モードを完成させ、2024年度後半期からの共同利用に提供することが決定した。IFU分光モードも機器が組みあがった(2024年4月に試験観測が実施された)。 既存の分光器Kool-IFUおよびTriCCSの撮像機能に加え、TriCCSの分光機能を用いてせいめい望遠鏡等による超新星観測を遂行し、理論研究も並行して進めた。 これらの成果は、多数の国際査読論文として出版されている(業績リスト参照)。例としては以下のようなものがある:超新星の後期スペクトルの系統解析から、爆発の非対称性が一般的であること、親星質量依存性があることを発見した(Fang, Maeda et al. Nature Astronomy)、約10年に一度の頻度と言われる超近傍(6Mpc)超新星SN2023ixfに関し、他波長観測を展開し、親星ごく近傍の高密度星周物質の存在を明らかにした(Berger et al. 2023, ApJL; Chandra, Maeda et al. 2023, ApJL)。せいめい望遠鏡データを用いた結果も複数発表している(Kuncarayakti et al. 2023, A&A; Gangopadhyay, Maeda et al. 2023, ApJ; Taguchi, Maeda et al. 2023, ApJ, Murai et al. 2024, MNRAS)。これ以外にも、理論・観測双方で様々な成果を得ている。 研究員を雇用したほか、データ集約・保守および解析のためのPC、HDD及び非常電源装置を購入し、打ち合わせおよび成果発表のための旅費、論文出版費を本経費より支出した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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