研究課題/領域番号 |
20H00214
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分18:材料力学、生産工学、設計工学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
福澤 健二 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (60324448)
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研究分担者 |
伊藤 伸太郎 名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (50377826)
東 直輝 名古屋大学, 工学研究科, 助教 (50823283)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
44,850千円 (直接経費: 34,500千円、間接経費: 10,350千円)
2022年度: 16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2021年度: 16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2020年度: 11,830千円 (直接経費: 9,100千円、間接経費: 2,730千円)
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キーワード | ナノトライボロジー / マイクロ流体デバイス / MEMS / ナノすきま潤滑 |
研究開始時の研究の概要 |
材料・加工技術の進歩に対応して,摺動すきまの微小化が要請されているが,ナノすきま潤滑技術は確立されていない.ナノすきまの潤滑剤の特性には平行な摺動面が,互いに平行に相対運動する摺動計測系が求められるが実現は困難であった.本研究では,マイクロマシン技術を用いて摺動部・アクチュエータを集積化した平行平面摺動系を構築する.これを用い摺動時の力計測に加えすきま分布と潤滑液体の流れ場も計測可能な,すきまを精密に規定した潤滑計測法を確立し,ナノすきまでの流体潤滑の素過程解明のための基盤的知見を得る.
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研究成果の概要 |
本研究では,平行平面しゅう動系を実現する,マイクロマシン技術を用いたしゅう動部・アクチュエータを集積化したマイクロ潤滑計測デバイス,ナノしゅう動すきまの測定を実現するエリプソメトリー顕微鏡によるすきま計測法,および蛍光一分子の運動を解析しナノしゅう動すきまの潤滑剤の流れ測定を実現する蛍光相関法という,新規な潤滑計測法を提案し,実際に計測系を構築し,原理的な可能性の確認に成功した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今後の加工精度向上を生かした革新的な機械の実現のためには,ナノすきま潤滑技術は,さらに重要になると考えられる.本研究で提案・実証したマイクロ潤滑計測デバイス,エリプソメトリー顕微鏡,蛍光相関法をさらに発展させることで,ナノすきまでの流体潤滑の素過程解明のための有用な知見の取得が期待される.
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