研究課題/領域番号 |
20H00244
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分21:電気電子工学およびその関連分野
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研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
河野 剛士 豊橋技術科学大学, 次世代半導体・センサ科学研究所, 教授 (70452216)
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研究分担者 |
鯉田 孝和 豊橋技術科学大学, 次世代半導体・センサ科学研究所, 准教授 (10455222)
沼野 利佳 豊橋技術科学大学, 次世代半導体・センサ科学研究所, 教授 (30462716)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
44,850千円 (直接経費: 34,500千円、間接経費: 10,350千円)
2023年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
2022年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
2021年度: 16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2020年度: 11,830千円 (直接経費: 9,100千円、間接経費: 2,730千円)
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キーワード | 脳計測デバイス / 埋め込みマイクロデバイス / 埋込み型マイクロデバイス / センシングデバイス / 脳計測 |
研究開始時の研究の概要 |
米国や欧州をはじめ世界の脳科学研究の拡大に伴い、脳計測デバイスが最重要技術のひとつとして取り上げられている。しかし、既存の刺入型電極は直径が数十~数百μm以上と大きく組織損傷を引き起こし、長期安定測定ができない。本研究では、申請者らが開発した直径5 μm以下の世界最小プローブ技術を基軸にその脳内埋め込み応用への発展とし、デバイスの全フレキシブル化、薄膜化技術、無線(ワイヤレス)技術に取り組む。これにより、学術的には脳メカニズム、生命システムの理解、さらには治療応用に貢献でき、また今後の企業参入が予測される脳-コンピュータインタフェース技術を実現する脳インプラントデバイス技術を開拓できる。
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研究成果の概要 |
世界の脳科学研究の拡大に伴い,脳計測デバイスが最重要技術として取り上げられている。質の高い脳計測は刺入型電極が必然だが,既存電極は直径が数十~数百μm以上と大きく組織損傷を引き起こし,長期測定ができない。本研究では,申請者らが開発した直径5 μm以下の世界最小プローブ技術を基軸にその脳内埋め込み応用への発展とし,デバイスのフレキシブル化,薄膜化技術,無線技術に取り組む。これにより,長期的な脳計測が可能となり,学術的には脳メカニズム,生命システムの理解,さらには治療応用に貢献できる。また,企業参入が予測される脳-コンピュータインタフェース技術を実現する脳インプラント(埋め込み)技術を開拓できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で提案する超低侵襲脳インプラントエレクトロニクス技術により,学術的には脳メカニズム,生命システムの理解,さらには今後の治療応用に貢献できる。臨床応用においては,パーキンソン病やジストニア,癲癇(てんかん,人口約1%)の異常神経活動の事前モニタリング,さらに発症前に細胞刺激・抑制を可能とするシステムへの応用があり,本デバイス実現の必要性は多大であると考える。また、世界的に今後の企業参入が予測される脳とコンピュータのインタフェース技術を実現する脳インプラントデバイスを,本研究で開発する世界最小プローブで電極を基軸としたデバイス技術で開拓することが期待される。
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