研究課題/領域番号 |
20H00530
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分52:内科学一般およびその関連分野
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研究機関 | 純真学園大学 (2022) 九州大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
康 東天 純真学園大学, 検査科学科, 非常勤講師 (80214716)
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研究分担者 |
内海 健 九州大学, 医学研究院, 教授 (80253798)
福應 温 純真学園大学, 検査科学科, 教授 (80363365)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
45,630千円 (直接経費: 35,100千円、間接経費: 10,530千円)
2022年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
2021年度: 17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 19,370千円 (直接経費: 14,900千円、間接経費: 4,470千円)
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キーワード | ミトコンドリア / TFAM / p32 / リソソーム / 慢性心不全 / 脂肪細胞分化 / p32/C1QBP / ミトコンドリア病 / 代謝 / 心不全 / 褐色脂肪細胞 / 血球分化 / 糖尿病 / p32/C1QBP / メタボローム / 老化 |
研究開始時の研究の概要 |
神経変性疾患や心血管系疾患、糖尿病、癌、免疫異常、さらには個体老化などのいわゆるcommon diseaseの発症とミトコンドリア機能異常との関係を明らかにするために、ミトコンドリア機能保護的なTFAMと機能抑制的なp32遺伝子の組織特異的改変により発現量を変化させたマウスを作製し、ミトコンドリア機能異常がその組織に直接的だけではなく、血液循環を介した間接的にも寄与できるのかを解明する。
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研究成果の概要 |
遺伝子異常や加齢に伴うミトコンドリア品質管理の低下はミトコンドリアDNA(mtDNA)の損傷や変異、変性タンパク質や障害脂質を体細胞に蓄積させ、神経変性疾患や心血管系疾患、糖尿病、癌、免疫異常などのいわゆるcommon diseaseの発症と進展のみならず個体老化の大きな要因となっている。本研究では、細胞、個体レベルでの代謝変化を網羅的、トランスオミックス的に解析することで、肝、心筋症、癌、老化に加え近年注目されている免疫疾患の病態におけるミトコンドリア機能変化との関連を分子レベルで明らかにし、さらに動物モデルでの介入によりその関連を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ミトコンドリアは非常に強い酸化障害を受ける環境下にあるため、ミトコンドリア機能障害が加齢に伴って体細胞に蓄積し、パーキンソン病などの神経変性疾患や心血管系の異常、糖尿病、癌などの疾患の発症と進展、さらには個体の全般的な老化にも重要との概念が多くの研究者の認めるところとなっている。本研究により血液や細胞・組織レベルでのエネルギー代謝のみならず広範な代謝変化に焦点を当てることで、疾患別臓器別のミトコンドリア病態を詳細に解析できるシステムの構築及び、新規マーカーの同定は社会的意義が非常に高いと考える。
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