研究課題/領域番号 |
20H00553
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分57:口腔科学およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
中村 誠司 九州大学, 歯学研究院, 教授 (60189040)
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研究分担者 |
前原 隆 九州大学, 歯学研究院, 助教 (10637333)
新納 宏昭 九州大学, 医学研究院, 教授 (20380636)
森山 雅文 九州大学, 大学病院, 助教 (20452774)
柴田 琢磨 東京大学, 医科学研究所, 助教 (30554505)
安河内 友世 (川久保友世) 九州大学, 歯学研究院, 准教授 (70507813)
坪井 洋人 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (80580505)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
45,760千円 (直接経費: 35,200千円、間接経費: 10,560千円)
2022年度: 11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
2021年度: 12,090千円 (直接経費: 9,300千円、間接経費: 2,790千円)
2020年度: 21,970千円 (直接経費: 16,900千円、間接経費: 5,070千円)
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キーワード | IgG4関連疾患 / T細胞 / B細胞 / マクロファージ / TLR7 / T細胞サブセット / IgG4産生B細胞 / IgG4疾患モデルマウス / 病因 / 疾患モデルマウス |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、代表的罹患臓器である唾液腺を解析し、特異なT細胞、B細胞、マクロファージ(Mφ)のサブセットが病態形成に関わっていることを明らかにした。しかし、詳細な病態形成の分子機構や病因は判っていない。そこで、本研究では、従前の研究成果を基盤とし、IgG4-RDの病因を解明し、新規治療法開発の基盤を築くことを目指す。第1にサブセット間の相互作用を解析して病態形成機序を明確にし、第2に発症に関わるT細胞とその認識抗原を同定し、第3に特異なMφを遺伝子導入により誘導したマウスを同定した抗原などで刺激することにより病態を再現する疾患モデルマウスを完成させる。
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研究成果の概要 |
IgG4関連疾患は、全身の多臓器に腫瘤形成とそれによる機能障害を生じ、病変局所のT細胞、B細胞、マクロファージの浸潤と線維化を特徴とする特異な全身疾患であるが、有効な治療法がない。本研究では、特異なT細胞、B細胞、マクロファージのサブセットに着目し、1細胞レベルでの遺伝子発現解析を行い、さらにT・B細胞受容体のレパトア解析を行なった。その結果、特徴的なT細胞、B細胞のサブセットを明らかにした。また、Toll like receptor 7 を発現したマクロファージに着目し、TLR7のアゴニストで刺激することで病態を再現できるマウスが作成可能かどうか検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
IgG4関連疾患の罹患臓器に浸潤する全T細胞、B細胞、マクロファージを明らかにし、我々が作成したIgG4関連疾患のモデルマウスを用いて特異な細胞群にフォーカスして実際に病態が再現できれば、新たな治療標的薬の開発が可能となる。
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