研究課題/領域番号 |
20H00559
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
木内 貴弘 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (10260481)
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研究分担者 |
佐藤 慎哉 山形大学, 医学部, 教授 (00302290)
岡崎 史子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (10266637)
高橋 誠 北海道大学, 医学研究院, 教授 (10361718)
大滝 純司 東京医科大学, 医学部, 兼任教授 (20176910)
首藤 太一 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 教授 (20295687)
岡田 英理子 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (20376784)
平形 道人 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (30199046)
岡田 宏子 (小池 宏子 / 岡田宏子) 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (30849352)
石川 ひろの 帝京大学, 公私立大学の部局等, 教授 (40384846)
上野 治香 帝京平成大学, 健康メディカル学部, 講師 (40740668)
伊藤 俊之 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (50447976)
齊藤 延人 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (60262002)
高橋 理 聖路加国際大学, 専門職大学院公衆衛生学研究科(公衆衛生大学院), 教授 (60505030)
奥原 剛 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (70770030)
高田 清式 愛媛大学, 医学部附属病院, 特命教授 (80197102)
石田 博 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50176195)
加藤 美生 帝京大学, 公私立大学の部局等, 助教 (70769984)
松村 明 筑波大学, 医学医療系, 客員教授 (90241819)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
45,630千円 (直接経費: 35,100千円、間接経費: 10,530千円)
2022年度: 13,650千円 (直接経費: 10,500千円、間接経費: 3,150千円)
2021年度: 13,650千円 (直接経費: 10,500千円、間接経費: 3,150千円)
2020年度: 18,330千円 (直接経費: 14,100千円、間接経費: 4,230千円)
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キーワード | 医学部の臨床教育 / インターネット情報システム / ナショナルデータベース / 卒後臨床研修 / シームレスな連携 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、EPOC2と連携可能な卒前の臨床教育評価システムの開発を行い、実際に運用を行う。ここでいう連携とは臨床教育と臨床研修における評価項目と評価尺度の厳密なすり合わせを行ってシステム化することにより、種々の臨床経験(症例、手技等)や医師として期待される能力の修得が、臨床教育から臨床研修のいつの段階でなされるかをシームレスに記録・集計できることを意味する。本システムにより、データに基づいた臨床教育と臨床研修の定量的な評価が可能となり、必要十分で妥当な臨床教育及び臨床研修の評価項目の設定とそれに基づくカリキュラム策定にも役立つ。
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研究成果の概要 |
医学生の臨床実習の到達目標の評価や症例・症候・手技等の経験を、スマートフォンを持ちいて、随時、記録可能なCC-EPOCの開発・運用を行った。先行して開発・運用されてきた卒後臨床研修用評価システム(PG-EPOC)は9割の研修医に利用されているが、CC-EPOCも既に3割の医学生に使われている。卒前臨床実習と卒後臨床研修の各々ガイドラインには、到達目標や症例・症候・手技等で整合的でない部分もあるが、到達目標のレベルや症例・症候・手技等をお互いにマッピングすることよって、CC-EPOCとPG-EPOCを連携させ、臨床実習開始時から卒前臨床研修修了時までのシームレスな評価がほぼ可能となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医学生は、4~5年生頃から、病棟実習に入り、卒業後は研修医として、研修指定病院で2年間の病棟勤務を行う。医学生から臨床研修修了までの間の必要なスキルを身に着け、経験を積むことになる。本システムにより、これらの能力や経験を簡便に記録できるようになった。これにより、医師個人については、客観的な能力・経験を担保となり、大学・医療機関に対しては、臨床実習・臨床研修の運用の参考資料となり、行政機関について、適切な臨床実習・臨床研修のガイドラインの策定に活用できる。国レベルで卒前、卒後をシームレスに連携して能力、経験を記録できるシステムは、他国に類例がなく、今後の継続運用により、様々な知見が期待される。
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