研究課題/領域番号 |
20H00563
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
福田 治久 九州大学, 医学研究院, 准教授 (30572119)
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研究分担者 |
能登 真一 新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 教授 (00339954)
東 尚弘 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (10402851)
石黒 智恵子 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, 臨床研究センター, 臨床疫学研究室長 (20858782)
北村 哲久 大阪大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (30639810)
戸高 浩司 九州大学, 大学病院, 教授 (40398061)
小野 玲 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 身体活動研究部, 部長 (50346243)
中島 直樹 九州大学, 大学病院, 教授 (60325529)
船越 公太 九州大学, 大学病院, 助教 (60536853)
土井 剛彦 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 老年学・社会科学研究センター, 副部長 (60589026)
鴨打 正浩 九州大学, 医学研究院, 教授 (80346783)
後藤 温 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (80644822)
井手 友美 九州大学, 大学病院, 講師 (90380625)
熊谷 成将 西南学院大学, 経済学部, 教授 (80330679)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
44,980千円 (直接経費: 34,600千円、間接経費: 10,380千円)
2023年度: 10,270千円 (直接経費: 7,900千円、間接経費: 2,370千円)
2022年度: 10,140千円 (直接経費: 7,800千円、間接経費: 2,340千円)
2021年度: 11,440千円 (直接経費: 8,800千円、間接経費: 2,640千円)
2020年度: 13,130千円 (直接経費: 10,100千円、間接経費: 3,030千円)
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キーワード | レセプトデータ / 患者レジストリ / 臨床疫学 / ビッグデータ / データベース医学 / データ駆動型研究 / データ駆動型サイエンス |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は,臨床的・政策的に真に貢献可能なエビデンスを創出できるデータ駆動型臨床疫学研究の基盤を構築することである.そのために,研究代表者が自治体と共同研究をしているLongevity Improvement & Fair Evidence Study(LIFE Study)において収集しているレセプトデータを基軸に,行政・学会・医療施設が保有する詳細な患者レジストリデータをリンケージしたデータベースを開発する.それにより各DBが相補的・相乗的な効果を発揮し,かつてない規模の臨床疫学研究が実施可能になり,将来の国家的データベース事業へ昇華させるためのモデルケースを確立する.
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研究成果の概要 |
本研究では,自治体基盤のデータベースプロジェクトであるLIFE Studyにおいて収集しているレセプトデータ等に行政・学会・医療施設が保有する詳細な患者レジストリデータをリンケージしたデータベース開発に関する研究を行った.その結果,死亡票を用いた死因別の解析,救急搬送データを用いた重症度別の解析,歯科健診データを用いた全身の健康状態に及ぼす影響の解析が実施可能になった.本研究により各DBが相補的・相乗的な効果を発揮し,住民単位で詳細データをレセプトデータと統合可能な他に例のない稀有なデータベースの開発に成功した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国は現在,行政・学会・医療施設等が保有するビッグデータを個人単位でリンケージ可能な環境整備を目指してとりくんでいる.しかしながら,他国に比して,我が国のデータベース開発は遅れを取っている.本研究では国に先行してデータベース開発を行うことで,(1) データリンケージによる新たな学術的・社会的価値の創出し,(2) データリンケージ研究のノウハウを蓄積した.(1)は国民がデータリンケージによってどのような恩恵を得られるのかを理解する上で重要な情報として活用可能である.(2)は国家的データベースが開発された際に効果的・迅速的に利活用する際に貢献することができる.
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